日本のキャンプカルチャーを盛り上げたい。全国のキャンプ場に出会えるポータルサイトの立ち上げ・マーケティング
キャンプライフのヒントを発信するWebメディア「CALY MAGAZINE」や、みんなでつくるキャンプポータルサイト「iihi(いい日)」、自然を巡るワーケーションスタイルを発信するプロジェクト「FIELDRIFT|フィールドリフト」など、デジタルサービスを通じてキャンプ・アウトドア業界を盛り上げるスタートアップ。
https://iihi.life/
活動概要
2023年1月に公開予定としていたキャンプポータルサイトの新サービスの名称・タグラインを外部専門家とともに制作し、ブランディング・広報戦略の方針を策定。イベント出展やSNSのクリエイティブに活用し、公開前からサービスページのPVやSNSフォロワー獲得に寄与した。
また、サービス予告・公開告知の二度のプレスリリース配信では媒体露出も実現し、開発秘話をまとめたWebコンテンツは1週間弱で2万PVを超え、サービス開始の滑り出しは上々の結果となった。
背景
日本のキャンプ場数は4,000を超えるものの、Webサイトや予約機能をもたないキャンプ場は依然多く、キャンパーにとってキャンプ場検索は「検索してもいつも似たところが出てくる」「新しいキャンプ場に出会えない」という課題がある。
そこで、キャンパーである創業者自身が、Webサイトをもたないキャンプ場も含め自ら日本全国のキャンプ場データベースを作成、UI/UXデザイナーとしての経験を活かしながら、ポータルサイトを企画・開発。広く使われるサービスにするべく、SETA COLORにはブランディング、広報戦略、開発のノウハウやリソースを補う目的で応募した。
キャンパーの共感をよぶサービス名・コンセプトづくり
当初予定していたサービス名を、コンセプトから整理し「iihi(いい日)」に決定。「みんなでつくるスマホの中のキャンプギア」というタグラインやボディコピーを作成し、サービスのブランドを言語化した。
また、サービスページの各所テキストやサービス紹介ページも同じ外部専門家が一気通貫でライティングを行うことで、共通した世界観で制作することができた。
サービス開発の背景・想いを丁寧に伝える
CALY Inc. 創業者はもともと10年近いキャンパーで、友人同士。自分たち自身が長年求めていたサービスを開発・公開するにあたり、その舞台裏から描く未来について語るインタビューを実施した。
このインタビューコンテンツは1週間弱で2万PVを超え、同時に配信したプレスリリースを通じてキャンプ専門メディア等各種媒体への掲載も実現した。
リアルでのタッチポイントをつくり、ユーザーとの関係づくりに繋げる
情報解禁後、サービス開始まで数ヶ月あるタイミングでアウトドアイベント「FIELD STYLE2022」に出展。デモの実施やグッズ配布のキャンペーンを通じて、 SNSフォロワー数を約700獲得した。
サービスのグランドオープンまでに、2回のプレスリリース、コンテンツ制作、イベント出展といったタッチポイントをオンライン・オフラインで設計し実施したことで、サービス公開後の2023年夏のシーズンインまでに大きく駒を進めた。
サービス内容の拡充・リアルなタッチポイントの設計で認知度アップ
ポイント機能やSNS機能など、ユーザーからのフィードバックや、自分たち自身がほしい機能をさらに拡充させ、より使い勝手のいい「デジタルギア」としてのサービスになるよう開発を進める。
また、キャンプ場やアウトドアイベントなどに出向き、現場とのコミュにケーションをより深めて、サービスの認知度を高めていく予定。
経営・マーケティングコンサルタント。コンサルティングファームにて企業の業務改善・海外展開、大手百貨店にてブランドマーケティング等の経験を経て独立。パラレルワーカーとして、マーケティングを中心に多様な職種に携わる。