京都老舗チョコレート工場の商品を活用した「下北手土産」の開発・PR
京都で70年の歴史を持つ老舗ショコラティエ・フランス屋製菓の系譜を継ぎ、2017年に創業したチョコレート専門店。「1粒のチョコレートの大きな力で、社会や未来をもっとワクワクしたものに」をモットーに、メインブランド「ショコラ・ダ・ファミリア」を展開する。
活動概要
「下北沢手土産」としての商品訴求を行うため、ブランドにおける主力商品を選定のうえ、商品改良、パッケージやクリエイティブのリニューアルを実施。
当社が大切にしている、1人1人に寄り添うチョコレート、チョコレートをとりまく物語のわくわくする雰囲気を表現したブランディングツールの刷新なども行いながら、一年でもっとも需要が高まるといっても過言ではないバレンタインシーズンにおける集中販促を行った。
背景
コロナ禍の影響でイベント出店の激減に伴い、売上が約30%減。また東京2020の盛り上がり見込みに合わせて受注したOEM案件も新型コロナの影響で想定の10%以下の受注結果となり、予定していた経営計画に大きく影響が及んでいた。
この状況を打開するべく、SETA COLORに応募した。
ブランドを象徴する商品とは?
「ショコラ・ダ・ファミリア」の商品は複数ありながら、ブランドを象徴する主力商品が定まっていなかったため、まずはギフトになりうる商品を選出。打ち出すためのPR戦略として「パッケージとクリエティブのリニューアル、プレスリリースの配信」を計画した。
主力商品には、10種の味わいが楽しいまろやかな口溶けの「カラフルショコラ」に選定、商品改良を経て、新発売した。
ブランドの世界観を魅せる、クリエイティブリニューアル
主力商品に設定した「カラフルショコラ」をはじめ、他商品もブランドの世界観を表現したクリエイティブに刷新。
各商品を紹介するリーフレットも制作し、店舗でもPop-Upでも来店客にブランドイメージと商品を訴求できるように。併せて、Webサイトでも各商品の画像を撮影し、すべての商品のトーンが統一されたものに差し替えた。
シーズンに合わせた集中販促の実施
バレンタインでチョコレート需要が高まるタイミングで、パッケージリニューアルのプレスリリースを配信し、1432PV、37媒体に転載という成績をおさめた。
下北沢、二子玉川、笹塚でのPop-Upテスト販売ではパッケージの反応が好評で、以前と比較してギフト利用の購入が増量。オンラインは昨年比で横ばいだったが、店舗売上は昨年比で110%を達成した。
「下北沢手土産」の定番を目指して
SNS運用、Webコンテンツの精度・頻度向上、プレスリリース配信などを行える体制を構築し、新商品発売のタイミングなど、継続的な情報発信を行えるように整備していく。
また経営の安定化をはかり、「手土産が買える場所が少ない」下北沢における、店舗売上向上にフォーカスしていく。
PR SHIP所属。「世田谷パン祭り」のPR・企画ディレクター、「JAPAN BRAND FESTIVAL」、世田谷発アップルパイ専門店「GRANNY SMITH」等、コーポレートからイベント、企画まで幅広くPRコミュニケーションに携わる。