整備業界のDXを目指す、出張自動車整備サービスのプラットフォーム開発・運営
自動車整備士として正規ディーラー勤務後、整備士が場所にとらわれずに仕事ができること、自動車整備を通して車好きにとっての新たな価値をつくることを目指し、2022年に出張整備サービスを開始。「愛車の担当整備士」として、より身近で安心できるカーライフを提供している。
活動概要
ビジネスモデルのブラッシュアップをするべく、ニーズや実現性の仮説検証を実施し、事業の軸や競合サービスとの差別化ポイントを明確化、サービス名やコンセプトを策定した。
また、SEO対策も備えたWebサイトのリニューアルや、UI/UXを考慮したアプリの設計・開発を行い、出張整備サービスの正式リリースを実現した。
背景
自身の整備士としての経験から、車の管理をもっと楽にするサービスを提供したいと考え、出張型の自動車整備サービスを立ち上げようとしていた。
しかし、整備工場での整備をしていたため、出張整備のノウハウや、ビジネスモデルの確立、Webサイトやアプリ開発の補助を必要としており、専門家のナレッジやネットワークを求めSETA COLORに応募した。
PoCから導き出した、コンセプトと事業の軸
テストユーザー5名に対してPoC(Proof of Concept:概念検証)を実施し、「車の管理を楽にする」というコンセプトを策定。あわせてサービス名を「ラクルマ」としロゴを制作した。
定期利用を促すには洗車のニーズが高いことから、「洗車+点検」を軸とした定期サービスメニューを確立し、初回トライアルメニューを提供することで新規顧客を獲得する戦略を立てた。
専門家とともに開発した、Webサイトと「車のカルテ」アプリ
確定したターゲットとサービス内容をもとにWebサイトをリニューアル・公開。また、整備状況・走行距離・次回の車検など、愛車に関する情報の一元管理へのニーズが高いことから、「車のカルテ」アプリを新規開発。専門家のサポートのもと、ノーコードツールを活用することで、低価格・スピーディな開発を実現した。
新規顧客・提携先・整備士を獲得し、事業成長を目指して
サービスを立ち上げた段階のため、集客強化を広告等で行いながら、今後は定期利用者・新規顧客の獲得に注力しながら、提携先整備工場の開拓を行い提供メニューの拡充を図る。
一方で、整備士雇用も進めることで、事業拡大を目指していく。
株式会社natowa、株式会社canonica 代表取締役。複数企業の経営を行う傍ら、自身の経験をもとにエンジェル投資も行う。三茶ファーム、三茶WORKを運営し、「楽しいを仕事にする」を理念にご縁ある方々と様々なプロジェクトを実践する。